マーケット・セグメンテーションMD
マーチャンダイザー(MD)の為のマーケット・セグメンテーションです。
- 指定の商品群を「買い回りグループ」にセグメンテーションします。
- 商品相互の関連から”並び順”を振ります。
- 商品にMD指向の”採用順”を振ります。
商品カット、棚割等、MDの意思決定を支援します。 同MKとの違いは主に、商品カットに重点を置いている事からー
- 採用順算出をMDの直感と合致するようにしている事(利用メリットが重複していても、売れ筋の採用順を低くしない)。
- CUTのレコメンドにMDの意志を込め、変更可能としている事。
が挙げられます。
Tapir MDとMKではほとんどの仕様、操作が類似している事から、本項ではTapir MD固有の仕様、操作についてのみ解説します。 共通の仕様、操作についてはこちらをご覧ください。
分析条件画面
Tapir MD、Tapir MKで共通の操作ならびにファイルフォーマットについては以下にまとめてあります。
共通操作
ファイルフォーマット
Tapir MD固有の操作については以下の通りです。
オプション
棚割りの最大パターンにおけるゴンドラ本数(1以上)を指定します。 ここでの指定結果は分析結果画面のレコメンド(◯本パターン以上で採用)に反映されます。
分析結果画面
マーケット・セグメンテーションMDの分析結果画面は「明細(商品)」、「サマリ(セグメントF)」、「サマリ(セグメントN)」、「ダウンロード」の4つのタブからなります。 Tapir MD、Tapir MKで共通の操作ならびに「サマリ(セグメントF)」、「サマリ(セグメントN)」、「ダウンロード」については以下にまとめてあります。
共通画面と項目說明
Tapir MDに固有の「明細(商品)」ならびに「ダウンロード」データの一つである「棚POWER連携EXCEL」についてのみ以下に記します。
明細(商品)
主に商品カット、棚割におけるゾーニング、陳列等に用いる為の表です。
CUT条件
画面右上「CUT条件」をクリックする事で表示されるダイアログボックスです。
カット条件と、カット条件によらない絶対採用条件を指定する事ができます。いずれも「反映」をクリックする事で、「明細(商品)」のレコメンドならびに採用順のフォント色に結果が反映されます。 1商品しか存在しないseg_nがあった場合、デフォルトで"不要seg"のレコメンドが付きますが、これは本条件反映後にも"不要seg"のままであった場合にのみ"CUT"と同義と捉えて下さい。
- 絶対採用
- A商品:チェックで、累計金額構成比70%までに入る商品をカット対象外とします。
- B商品:チェックで、累計金額構成比90%までに入る商品をカット対象外とします。
- 点数構成比:数値入力で、該当する商品をカット対象外とします。
- カット
- 数値入力で、カット判定対象商品数を決めます。
- カット判定商品は、採用順が赤フォントで表示され、レコメンドに”cut”または”不要seg”が表示されます。
- カットはMDの意志で行うべきものである事から、デフォルトではいずれのチェックも入らず、数値には0が設定されます。
項目説明
以下のような項目が表示されます。
ダウンロード
Tapir MDのみダウンロードに「棚POWER連携EXCEL」が表示されます。
棚POWER連携EXCEL
棚POWERのハイライト分析で棚割を色分けする為、旧バージョンのtmp_Tapirにおいて出力されていたEXCELの互換ファイルになります。
旧バージョンのtmp_Tapirから仕様が完全に変更されている為、便宜上以下のような仕様となっている事をご了承下さい。
棚POWERハイライト分析上の呼称 | 旧tmp_Tapirでの表示 | 該当表示への変換仕様 |
---|---|---|
クラスター | 最下層クラスターを表示 | seg_nを割り当て |
品揃え | S | 本数=1本を割り当て |
L | 最大本数を割り当て | |
M | 1本と最大本数以外を割り当て | |
Cut | cutと不要segを割り当て |
棚POWER側の操作については棚POWERのマニュアルをご参照下さい。
参考
主にBiZOOPe版Tapirについての記述となりますが、Tapir全体について詳しくは「シン・ID-POSの教科書」を、Tapirのよくある質問については「Tapirよくある質問」をご覧下さい。 (リンクはいづれもBiZOOPeのホームページにジャンプします。)