マーケット・セグメンテーションMK
マーケッター(MK)の為のマーケット・セグメンテーションです。
- 指定の商品群/分類群を「買い回りグループ」にセグメンテーションします。
- 商品/分類相互の関連から”並び順”を振ります。
- 商品/分類にMK指向の”採用順”を振ります。
販促、クーポン、フロアレイアウト等、MKの意思決定を支援します。
同MDとの違いは主に、販促に重点を置いている事からー
- 単品だけで無く、アイテム(SKU群)、分類を分析対象としている事。
- 買い回りグループが偏らず/欠落しない採用順を、利用ID数最大化という視点から振っている事(売れ筋でも買い回りグループが重複すれば採用順が低くなる。)。
が挙げられます。
条件設定画面
条件設定の特徴的な部分の説明をします。
期間
直近性を重視する為、期間のデフォルトが13週となっています。十分に買い回りが発生するであろう期間を指定して下さい。条件にもよりますが、非常に解析時間を要する分析である事にご留意ください。
商品分類
単品(含、階層ファイル)または分類単位での集計、表示が可能です。
各操作項目の機能と関係は、下表のようになります。
階層ファイル
複数SKUを1アイテムとして取り扱いたいとき等に用いる下図のようなCSVファイルです。B列の商品コードが、A列に設定した項目1アイテムとして、集計、解析されます。
階層ファイル集計結果
このファイルを用い、「指定の所属中分類配下の商品も分析に含める」(階層ファイルの場合、ある程度大きな括りの中でないと、アイテム=seg_n=seg_fとなり勝ち。)を指定した場合、下図のように集計されます。
アイテムクーポンのターゲット抽出等に用います。(予算に応じアイテム購買者<seg_n購買者<seg_f購買者をターゲットとする。)
分類集計結果
分類でクラスター分析を行った場合、下図のように集計されます。フロアレイアウト、ゴンドラレイアウト等に用います。
オプション
明細表示形式
明細を採用順で絞り込んで表示したい場合に指定します。商品間の顧客は重複しますので、累計購買者率100%は、全顧客を網羅している意味では無い点にご留意下さい。
R定義
出力結果画面で「詳細」の表示設定を行うと、各購買ID数をR/Tという括りに分割表示します。デフォルトではR=2回以上購買者、T=1回購買者となっていますが、これを変更したい際に使用します。(R≒リピート、T≒トライアルの意。)
出力結果画面
マーケット・セグメンテーションMKの出力結果画面は「明細(商品)」、「サマリ(セグメントF)」、「サマリ(セグメントN)」、「ダウンロード」の4つのタブからなります。
それぞれの特記事項ならびに項目説明を以下に記します。
明細(商品)
主に採用/不採用商品の選定、クーポンターゲット顧客の抽出、フロア・ゴンドラ・SKUのレイアウトに用いる為の表です。
採用順
画面右上「採用順」をクリックする事で表示されるダイアログボックスです。
採用順の算出根拠とする指標として、ID数、加重平均ID数(1店舗1日換算ID数)を選択する事が可能です。販促においては人数が重要である為、デフォルトは前者となっています。後者は商品カット等、品揃えの視点(取扱店が少ない/販売期間が短いだけで、実は売れているかもしれない)でデータを見たい際に用います。
採用順赤フォント
売れていないが為に買い回りグループが他と大きく乖離し、採用順が高く評価される商品が出て来ます。その為、ここで販促利用する最低限のID数構成比を指定する事で、そのような商品の採用順を赤フォントで表示する事が出来ます。デフォルトは1%に設定されています。
項目説明
以下のような項目が表示されます。
サマリ(セグメントF)
主にSKU数や支持年層から、品揃えを検討する為の表です。単品クーポンのターゲット顧客抽出の為に用いる事もできます。
項目説明
以下のような項目が表示されます。
サマリ(セグメントN)
主にSKU数や支持年層から、品揃えを検討する為の表です。単品クーポンのターゲット顧客抽出の為に用いる事もできます。
項目説明
以下のような項目が表示されます。
ダウンロード
本メニューで算出されたクラスター分析結果をダウンロードして頂く事ができます。(商品数800品以内の場合)
デンドログラム画像
png形式の画像ファイルです。seg_nとseg_fが交互の色違いで、並び順が商品の右から左への並びで表現されています。
距離行列表
デンドログラムの元となっている表です。一品一品の商品間の”距離”がご覧いただけます。